top of page

信頼から「学び」が生まれる。◯学園ファシリの横顔

#1 Manami Silence

学習意欲に火をつけるプロのファシリテーターが勢ぞろい!知識ゼロでも大の苦手でも、もっともっと学びたくなる。語学からエクササイズまで、世界に一つしかないオリジナル授業を楽しめるオンラインコミュニティ「marugakuen°」(◯学園)。世界15か国以上から集まる学習者の学びを応援する、個性豊かなファシリテーターをご紹介します。

(文・安藤陽子)


『Happy English!』のファシリテーター、Manami Silence(マナミ・サイレンス)です。私の学級では、毎回10数人のメンバーが集い合い、さまざまなツールを活用して英語でのアウトプットを楽しんでいます。(月曜22:00-23:00)

英語って、「ついていけなかったらどうしよう?」という不安がつきまといがちですけど、『Happy English!』はまったく心配ありません。セッションの中では、必要に応じて日本語を使ってもOKですし、私からの説明も日本語と英語を半々くらいで行います。まずは、「伝えたいこと」がたくさん出てくるように、肩に力が入らないような雰囲気を大切にしています。

<学級の流れの一例> ①Welcome time ②First Talk:「もしも〇〇だったら?」「 おすすめの映画は?」など、テーマを4つくらい設けて、好きなブレイクアウトルームに入ってもらう。ブレイクアウトルームで話した内容は、グーグルフォームに入力して記録を残す。 ③Main Session:テーマを設けて、ブレイクアウトルームで1対1の対話活動。レベル分けは、するときもあれば、しないときもある。 ④ Q&A

『Happy English!』の一番の特徴は、やっぱり1対1の対話活動ですね。最初は、うまくいくかドキドキだったんですけど、これがとっても好評で。みんないつも「もっと話したかった~!」「全然、時間が足りなかった~!」って、すごく良い表情でブレイクアウトルームから戻ってくるんです。



marugakuenには、学びたいっていう意欲のある人、自律的に学ぼうとする人が沢山いますから、質問もどんどん出てきて。気がついたら、すべて参加者の皆さんから出たアイデアで

セッションが成り立つようになっていました。最初は受け身がちだった人も、『Happy English!』の場に居たら、自然と能動的に学ぶようになりますよ。

例えば、ある日のセッションでは、「単語をもっと勉強したい!」という意見が出て、身の回りにあるもので、英語でどう表現するか知らない単語をリストアップするアクティビティを行いました。誰かがGoogle翻訳で調べたところ「Cotton swab」と出てきたんですけど、アメリカでは通常「Q-tips」(キューティップス)と表現します。このように、メーカー名がそのまま通称になっている生活用品は他にもあって、すごく盛り上がりました。

ファシリテーターの役割は、「教えること」ではなく「任せること」。これが、私自身がmarugakuenで得た大きな学びです。ファシリテーターが説明的だと、学習者も受け身になってしまうんですよね。最初は丁寧に説明しすぎてしまっていたのですが、今は学習者の皆さんの力を全面的に信頼して、私自身は必要最低限しか喋らないように心がけています。


「どんなに間違えても大丈夫!」が理想

私自身は、父の仕事の都合で、小3のときアメリカのサウスカロライナ州に移住しました。Helloしか言えない状態で、日本人が一人もいない現地校に通うことに...。でも、振り返ると、伝わらなくて困った記憶はまったくないんです。いじめられることもなく、移住して1ヶ月後にはクラスメイトの誕生日会に参加してました。 あんなにもスムーズに溶けこめたのは、担任だったMs.Watson先生の存在が大きいと思います。いつも目線をこちらに合わせてくれて、暖かく包み込んでくれる先生だったんです。 それから、すぐに好きな男の子ができたのも大きいかな(笑)。授業中に文通したりして、 毎日が楽しみでしたね。 中学生になり、日本に帰国してからは、友だちとのコミュニケーションの取り方にずいぶん戸惑いましたが、その後、帰国子女が多く通っている高校に進学して、私と同じように日本語ができない日本人のクラスメイトと苦労を分かち合う中で、自分らしさを取り戻すことができました。ですから、私にとって理想の学び場とは「間違えても良い空間」「自分の意見をしっかりと受け止めてもらえる空間」なんです。 子どもにしても、大人にしても、一人ひとりが秘めている可能性ってすごいなと思います。 これからも、セッションの中に「余白」をうまく作って、学習者の皆さんが、新しい発想や気づきを主体的に生み出していけるような学級運営をしていきたいと思っています。

marugakuen公式サイト: https://www.marugakuen.com 公式Instagram:https://www.instagram.com/maru_gakuen/



閲覧数:62回0件のコメント
bottom of page